プロが使う!簡単で画が映える“構図”の基本3選
- 知隆 大川
- 6月3日
- 読了時間: 4分
SNSの写真、なんとなく“パッとしない”理由は「構図」かもしれません…
こんにちは、スマイルコア 代表の大川です。
スマホでも手軽に写真や動画が撮れる時代になりましたね。
でも、同じような場面を撮ったのに
「なんか素人っぽいな」
「あの人の写真はプロっぽく見えるな」
と思ったことはありませんか?
その差、実は「構図」にあります。
構図というと難しく聞こえるかもしれませんが、実はちょっとしたルールを意識するだけで、グッと映える画になるんです。
今回は、私が14年の撮影現場で実践してきた中から、「これは使える!」という簡単な構図の基本3選をご紹介します。
スマホでももちろん使えるテクニックばかりなので、先生や保護者の方にもきっと役立つと思いますのでぜひご覧ください!
1. 迷ったらこれ!「三分割構図」で自然にプロっぽく
まずご紹介するのは、一番ベーシックで万能な「三分割構図」
画面を縦・横それぞれ3分割したときにできる交点、もしくは3分の1と3分の2あたりのラインに主役を置く構図です。
たとえば:
景色の写真なら「空:地面=1:2」や「2:1」
子どものアップなら、目の位置を画面の1/3ラインに合わせる
インタビューやコメント動画なら、顔を横1/3ラインに寄せて視線の先に空間を作る

この構図を使うと、自然とバランスがよく、目を引く画になります。私自身、初めての現場では「まず三分割!」と意識することが多いです。
<プチテク>
スマホカメラにも「グリッド表示機能」があり、設定でオンにすれば、三分割のラインが見えるので、初心者でもすぐ実践できます!
2.主役をグッと引き立てる「日の丸構図」
次に紹介するのは、あえて主役を真ん中に配置する「日の丸構図」
名前の通り、画面の中央にぽんっと主役を置くこの構図は、「インパクト」や「印象強さ」を出したいときにとても有効です。
例えば:
一人で発表する場面(スポットライトが当たっているように見える)
退場する姿を真後ろから撮るとき
楽器を演奏している子を、真正面から撮影するとき

中央に配置する分、余計な情報が入らず、見る人の視線が一発で主役に向かいます。
ただし、背景がごちゃごちゃしていると逆効果なので、背景のシンプルさ(カーテン・黒背景・青空など)も意識するとより効果的です。
3.視線を誘導する「対角線構図」
最後にご紹介するのは、動きや奥行きを出したいときに便利な「対角線構図」です。
これは、画面の隅から隅へ斜めに主役やラインを配置する構図。視線がスッと奥に流れるため、「動き」や「臨場感」が生まれます。
たとえば:
運動会で走る子どもを斜めの構図でとらえる
長い行列や隊列を、斜めから撮る
舞台の照明が入る角度を生かして、奥行きを出す

動きのある場面では「横長構図で、真横から」よりも、少し斜めにずらして対角線を意識するだけで、画にリズムが出ます。
この構図は、私が舞台撮影やスポーツ系の撮影でよく使うテクニックのひとつです。
番外編:背景と空間も構図の一部
構図というと「被写体をどう置くか」に意識が向きがちですが、実は「背景」や「空間」もとても大切です。
主役の周囲に余白を持たせることで、抜け感や余韻が生まれる
背景がシンプルだと、主役がより際立つ
少し下から撮れば、空が背景になって爽やかさUP

また、「視線の先に空間を作る」と、自然な余裕が出ます。例えばインタビューでも、話している方向に空間があると、「相手がそこにいるように感じる」んですね。
こうした空間の取り方も、「構図」の一部と考えると、映像の印象が大きく変わります。
まとめ:構図は“感覚”じゃなく“選択肢”です
プロが使う構図の基本3選をおさらい
三分割構図:迷ったらまずこれ。バランスよく自然に見せる万能型
日の丸構図:主役を強調したい時に。背景はシンプルに
対角線構図:動きや奥行きを出したい時に最適
構図は「センス」ではなく、「知識と選択」で変わります。知っていれば、誰でも映える写真・動画が撮れるようになります。
そして何より、構図を意識することで
「何を見せたいか」
「どこに目を向けてほしいか」
がハッキリして、見る人の心を動かせる画になります。
これからも、行事撮影の中で活かせる“ちょっと使えるテクニック”をブログで少しずつご紹介していきますね。
撮影のヒントが見つかったら嬉しいです!
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