top of page

オフショットは宝の山!撮っていて微笑んでしまった瞬間

  • 執筆者の写真: 知隆 大川
    知隆 大川
  • 6月3日
  • 読了時間: 4分

子どもたちの「がんばる姿」に胸を打たれつつも…ふと見せる表情に心を奪われます。


こんにちは、スマイルコア 代表の大川です。



学校行事の撮影をしていると、毎回感動する瞬間があります。

それはもちろん、本番中の堂々とした発表や、真剣な眼差しにもあるのですが――実は私が個人的に“いちばん心を打たれる瞬間”は、本番ではないところ。

いわゆる「オフショット」です。



このオフショット、ただの準備シーンや休憩時間…と思われがちですが、実は子どもたちの素顔がぎゅっと詰まった、宝の山なんです。


今日は、そんなオフショットに対する私のこだわりと、撮影中に思わず笑みがこぼれてしまった瞬間を、いくつかご紹介したいと思います!

ree


みんなが気づかないところにある、キラリと光る表情


例えば発表会当日に準備をする朝の教室。

手をぎゅっと握りしめて目を閉じ、何かを一生懸命に唱えている子。

緊張で顔がこわばっているお友だちの背中を、そっとなでる子。


あるときは、運動会の待機中。

「ねえ見て!靴下左右で違う!」と見せ合って笑う2人。

転んでしまったお友だちに「大丈夫?」と寄り添ってくれる子。

運動会で優勝できなかった応援団長が見せる涙。


またあるときは、卒園式が終わったあと。

先生と撮影を終えた子どもたちが、ずっと抱きついて離れなかったシーン。

そのとき、涙をこらえながら「楽しかったね」と小さな声でつぶやいた女の子がいました。



こうした、ほんの数秒のドラマは、本番の映像とは別に、オープニングやエンディングに、そっと入れて納品しています。

親御さんや先生が、それを見つけて「あんなシーンまで撮ってくれて嬉しかった」と感動してくださるたび、やっぱりこの仕事が好きだなと実感します。


「撮る」というより「見守る」気持ちでファインダーを覗く。


私は、映像を通して「その場の空気」や「人との関わり」まで記録に残したいと思っています。


子どもたちは、本番中に見せる顔と、仲間と関わっているときの顔とではまったく違います。

本番は、どこか「見られている」意識が強い。

でも、ふとした瞬間は「その子らしさ」がぽろっと出る。


そういう意味で、オフショットは“その子の今”を記録する大切なピースだと思います。


実際、

「うちの子ってあんなふうに友達と話すんですね」

「先生とあんな関係だったんだ」など、

普段の我が子とは違った一面も見れて嬉しいとご好評をいただいています!

ree


なぜ、そこまでオフショットにこだわるのか?

私がオフショットを大切にする理由は、大きく3つあります。



1. 成長の記録になるから


運動会で負けて悔しくて泣いている子も、発表会前に「緊張する〜」とお腹を抱えて笑っている子も、全部“今”だからこそ見せるリアルな姿。


そうしたシーンを切り取ることで、子どもたちの感情や人間関係の変化が見えてきます。

毎年撮っていると、

「去年は泣いてたのに、今年は励ましてあげてる…!」

「人見知りだったのにお友達と楽しそうに話してる…!」

とこちらまで感動することもあります。



2. 時が経つほど価値が増すから


その場では何気ない一コマでも、10年後、20年後に見返したときに「あの子、今何してるかな」と思い出をたどるきっかけになります。

行事そのものの映像も大切ですが、その“前後の余白”にこそ、未来に響く情景があると感じています。



3. 撮る私自身が癒されるから


そして最後に…これは私自身の話ですが、子どもたちのやりとりや表情に、つい笑ってしまうことがあります。


ふいにカメラを向けた瞬間、ピースでもなく、にやりと笑って手を振ってくれたり、「カメラマンさーん!いま撮ってたでしょ〜!」と照れながら追いかけてきたり。


そんな風に、カメラを通して“つながっていく感じ”が、たまらなく好きなんです。






オフショットはただの余白ではなく、その子の「らしさ」がぎゅっと詰まった、小さなストーリーの連続です。

本番の緊張感あるシーンも大切にしつつ、これからも私は“その場にいた空気ごと残す”ような撮影を続けていきたいと思います。


撮影が終わったあとも、映像を観た誰かの心が温かくなりますように。

そんな願いを込めながら、今日も笑顔でシャッターを切っています。




▼▼▼撮影に関するご相談は▼▼▼


コメント

コメントが読み込まれませんでした。
技術的な問題があったようです。お手数ですが、再度接続するか、ページを再読み込みしてださい。
bottom of page